ピーマンの常備菜化

ここしばらくの異常気象の影響だと思いますが、野菜がずいぶん高くなっています。ただ、その中でも、ピーマンは、レタスやキュウリよりは安定した値段で販売されているようです。
ピーマンは、緑黄色野菜のように見えますが、実は、緑黄色野菜の基準とされているβカロテンの量(可食部100g当たり600㎍以上)は満たしていません。けれども、多めの量(重さ)を取ることができるので、緑黄色野菜に準ずる扱いをされています。また、ビタミンCをたくさん含んでいて、かつ、組織がしっかりしているので食物繊維も豊富、日保ちする野菜です。
なので、比較的入手しやすいピーマンを常備菜化しておけば、それを添えるだけで野菜不足をずいぶん解消することができます。

シシトウの炒め煮と同じように作れば良いんだけれども、ピーマンは、シシトウよりも味が西洋風なので、鰹節で和風に引き戻します。

ピーマンのおかか和えのレシピ(ピーマン1袋分)
  ピーマン 1袋(中4個程度)
  しょうゆ 大さじ1
  みりん 大さじ1
  オリーブオイル 大さじ1/2
  鰹節 5g(鰹節パックの小袋1つ)
  1. ピーマンは縦半分に切って種を取り除き、大きい場合は、さらに縦半分(結果的に縦に4等分)に切ってから、小口にせん切りにする。
  2. フライパンにオリーブオイルを熱し、せん切りにしたピーマンを入れたら油がなじむまでまぜる。
  3. しょうゆとみりんをフライパンの鍋肌から回し入れて、全体がなじむまでまぜる。
  4. アルミ箔をフライパンの大きさに切り、落としぶたの代わりにフライパンの中のピーマンにかぶせる(アルミ箔をフライパンにかぶせて、そのまま全体をフライパンの中に押し入れる)。
  5. 弱火にして、ピーマンが少し透明感のある緑色になるまで、1分ほど蒸し焼きにする。
  6. 鰹節を全体にふり入れて、鰹節が全体に行き渡るようによく混ぜて、フライパンに残った調味料を鰹節に吸わせる。

鰹節が偏っていると、そこに味が集中してしまうので、だいたい均等になるように注意してまぜます。

ピーマンの細胞は実のなっている方向に伸びているので、小口に切ることで、味もからみやすく、かつ食べやすくなります。ただ、同時にピーマンの味も強調されることにはなりますが。

もし、熟したピーマン(緑色のピーマンと同じ大きさで、赤色のピーマン)を売っていれば、そちらを使ってください。緑色のピーマンに比べて、βカロテンが3倍近く多く、抗酸化作用があるといわれるカプサンチンも含まれています。味は、緑のピーマンから苦さを除いて、少し甘酸っぱくしたような味で、果実を思わせます。

631857049
夏野菜カレー、水菜と小松菜とニンジンのサラダ、ピーマンのおかか和え風ピーマンとちりめんじゃこの炒め煮。
(ここでは、鰹節の代わりに、ちりめんじゃこを使っています。)

ピーマンの常備菜化」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 名残のアマナガ | 自炊で野菜を応援blog

  2. ピンバック: 細長ピーマンの常備菜化 | 自炊で野菜を応援blog

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です