やっぱりこの季節はおせち料理だよね、とは思うものの、自分がおせち料理を教えるなんておこがましい、と嘆いていたら、札幌の青果物ブランディングマイスターかつ野菜ソムリエ上級プロの吉川さんが、「私のレシピ送ってあげるからそれでやってみたら」と観音様のようなお言葉。
和風の普通のおせちは作り飽きているような方々ばかりなので、今回は搦め手から挑むことにする。
黒豆と栗きんとんは、それぞれ、ブルーベリーのコンフィチュールとパイナップルの缶詰を入れるというレシピなので、まずは最初に皆さんに説明。
冷凍のブルーベリーを使って電子レンジでお手軽コンフィチュールを作った後、あらかじめ煮ておいた黒豆に混ぜて、少し煮詰め中。
えー、ブルーベリーですか?、という声も上がっていたけど、味見をした人からは、おいしい、の声も。
そして、栗きんとんにはパイナップル。
安納芋で作ったので、パイナップルのシロップなどは少し控えめに。
次は、おせちの3品目、五色なます。
白い大根(サラダ大根)、赤い大根(紅くるり)、緑色の大根(ビタミン大根)、と、橙色の普通のニンジン、黄色のニンジン(金美ニンジン)、を組み合わせて、なますを作る。
さすがにこれだけ色をそろえると、本当に色とりどりできれいななますになる。
なますじゃなくて、普通にサラダにしても美味しそう。
最後は、いつも何かとお世話になっている農業支援センターの方が、産地の地元なんだから料理教室で使ってくださいとのことで、チンゲンサイ部会の副会長さんが作られたというチンゲンサイをいただいたので、おせちとは関係なくチンゲンサイのクリーム煮を。
今回、チンゲンサイのレシピを考えるように依頼されたので、改めてチンゲンサイをいろいろな料理で使ってみたけれども、記憶にあるチンゲンサイと比べてなかなか美味しい。
寒さが厳しくなって野菜の味が甘くなるというのもあるだろうし、篤農家の方が作られたから、というのもあるのかもしれないけれども、また一つ、美味しいものを見つけられてうれしい。