さすがに長野の避暑用の別荘地、かなり涼しい。
このご時世、いつの間にやら所属する会社の名前が変わっていた、ぐらいのところは少なくともあるみたいで、愚痴の一つも出てもいいはずなんだろうけど、みんなゆるいというか明るいというか、リアクションが大学生時代と全く変わっていないのが笑える。共通の話題が、どうしても学生時代のことになるので、そうならざるを得ないのかもしれないけど。
この同窓会の晩御飯は、自分が宴会料理をせっせと作り、自分以外の連中は、それを食して、うまいとか、まずいとか、好き勝手なことを言う構図。もちろん、自分も、ビールとかワインとか日本酒とか飲みながら、できた料理は、一番おいしい部分を自分のためにピンハネ。
そのうちに、眠い人は寝てしまい、起きている人は、だらだら飲んで、自分の料理以外にも、自称「特製焼きそば」を作る奴もいたりして、文字通りまったりと宴会が果てていく。
そんな二日目の朝に、「近藤、タラの芽がある!」と呼ぶ声があって、何気ない道ばたに、よく見ればタラの芽が。何度もここには来てるけど、タラノキがあるなんて知らなかった。というか、道ばたに生えているタラノキなんて初めて見た。
芽、と言うには、薹が立ちすぎている感はあるので、これは、もう、天ぷらしかないでしょう。と言うことで、二日目の晩御飯は、初めて作るタラの芽(すでに枝?)の天ぷらを。
塩をふって供したら、連中からは「ほろ苦い」との評。まあ、そうだよな。
かくして、二日目の宴会も、まったりとした時間に支配されていたのでした。