最近、いろいろなジャガイモが出回るようになっていますが、その中でも、色的にインパクトが強いのが、シャドークイーンでしょう。
シャドークイーンは、皮は濃い紫色で、果肉は、皮よりはいくぶん明るいつやのある紫色をしています。この色は、抗酸化作用があると言われるアントシアニンによるものです。
アントシアニンは水に溶け出るため、お湯でゆでると色がいくぶん抜けてしまいます。それを防止するためには、電子レンジで調理するのも有効です。(色つきジャガイモの調理に関しては、このへんが参考になります。)
このシャドークイーンを使って、カラフルポテトサラダを作ってみました。
ポテトサラダに材料には、シャドークイーン、キタアカリ、黄色のパプリカ、玉ねぎのみじん切り、パセリのみじん切りを用意しました。
ジャガイモはあらかじめさいの目に切り、ゆでた後もつぶさずに、他の材料とマヨネーズで和えて、色も楽しめるようにします。
アントシアニンはゆでると色が溶け出すので、とか、白いイモといっしょにすると色移りするので、とかいう話しもありますが、まあ全然色がなくなってしまうわけではないので、もろもろの手間を考えて、沸騰したお湯にジャガイモをいっぺんに入れてゆでます。
ジャガイモが柔らかくなったら火を止めますが、そのときに、タマネギのみじん切りを鍋に放り込んで辛みを飛ばします。鍋の中身をざるにあげて水を切ります。ざるが面倒くさければ、なべのふたをちょっとだけずらして水を切るという方法もありますが、なべを落として中身をぶちまけてしまわないように気をつけてください。
ゆであがった材料の水を切り、ボウルに空けた状態は、いろいろな色が混じって、なかなかカラフルです。今回は、ウインナーソーセージを小口に薄く切って加えています。