例によって「好きなだけ持って帰っていいよ」と言われたので、よく色づいていそうなのを選んで、さすがにそんなにたくさんでも後が大変なので、そこそこの個数をちぎって持って帰ってきた。
そのまま甘露煮にするとキンカンの皮が破れてしまうので、皮を竹串で刺すが包丁で切れ目を入れる。例年は竹串で刺していたけど、手間がかかる割に、結構破れてしまうのも多かったので、今年は、包丁で切るやり方で。ヘタと反対側に十字の切り込みを入れる。
苦みを少なくするために、一度、ゆでる。沸騰したお湯に入れて3分くらい煮る。ゆでたのをざるにとって、いったん水を切る。切れ込みを入れたところが、ちょっと割れてきているけど、大丈夫かな。
さらに今年は、あっさりした出来上がりを目指して、例年使っているきび砂糖ではなく、グラニュー糖で煮ることにする。元のキンカンの半分量の砂糖を入れるんだけれども、いつもこの砂糖の量にはひるんでしまう。砂糖はいっぺんに入れても分けて入れても、そんなに出来上がりに変わりはないご様子なので、いっぺんに入れてしまう。そのあと、ひたひたよりも少ないくらいの水を入れて煮ていく。
砂糖を入れて沸騰するとけっこうあくが浮くので、それはできるだけすくい取る。あとは弱火で煮詰めていって、それなりにとろっとした感じになったら火を止める。消毒した空き瓶に詰めて出来上がり。