自炊に野菜をプロジェクト-8

今回は、N氏の晩御飯です。
予想していなかったような使い方をしてくれているのですが、やはり加熱調理済みの野菜は扱いやすいのかな、という印象です。

ホウレンソウとモヤシの酢の物

N氏酢の物

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今日はほうれん草を使ってみようと思い、相方にもやしを選ぶ。
もやしとほうれん草といえば、2つしか思い浮かばなくて、それは何かというと。野菜炒めと酢の物。
そして、酢の物をつくることに。
ほうれん草は茹でて切ってあるものが届いているので、電子レンジで加熱する。
もやしは茹でる。半生がいいという人もいるが、酢の物は少し透明がかるくらいしんなりするまで茹でる。
もやしをボールにあけて、そこへほうれん草をほぐしながら入れる。塩とこしょうを適量振りかける。そして、酢を好みにしたがって適量振りかける。
あえる。
一通り、もやしとほうれん草が混ざったら、そのうえに紅ショウガを加え、ちょっと合わせる。
これで完成。
好みの問題なのだろうが、ぼくはほうれん草のシュウ酸臭が嫌いである。定食屋でほうれん草のおひたしが出てくるとたいていは臭くて食べる気がしない(でも食べるけど)。
近藤さんが送ってくれたほうれん草は、そのシュウ酸臭がさほど気にならず、ほうれん草そのものを味わって食べられた。
おいしかった。


卵焼き(ほうれん草、にんじん入り)

N氏卵焼き

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おそらくのところ、卵焼きの好みは人それぞれだが、その原点は幼少期にあるとにらんでいる。
つまり、子どもの頃になじんだ味が、その人の好きな卵焼きのはずである。
ぼくの好きな卵焼きは、魚肉ソーセージを細かく刻んだモノが入っている甘い卵焼きである。次に好きなのは小ネギのみじん切りの入った卵焼き(塩味)である。この2つを双璧としてぼくの卵焼きは確立している。いずれも亡き母の味である。
さて、今日はその卵焼きではない、卵焼きをつくってみた。彩りのよい卵焼きをつくったのだ。ほうれん草の緑、にんじんの赤、いずれも卵焼きの黄色に合う色だ。
まず、卵3個を割って、軽くかき合わせる。好みによっては黄身と白身をしっかりかき混ぜる人もいるが、ぼくは所々白身のママ焼けているヤツが好きなので、卵を割り入れて、お箸を数回かき回すくらいにとどめている。
卵焼き用フライパンを弱火にかける。
油を引いて、卵駅を投入。固まりはじめたら火を止める。
少し固まった卵駅の上に、近藤さんから送られてきたほうれん草とにんじんをのせていく。言い忘れたが、ほうれん草とにんじんは冷凍されているので、事前に常温解凍しておくこと。
この乗せていくという作業が数秒では済ませられないので、火を止めたのだ。なぜ、火を止めるのかというと、それはぼくが素人だからだ。卵はすぐ固まるので火加減が難しい。それなら、ちょくちょく火を止めればよいのだ。
彩りを考えての卵焼きなので、左側にほうれん草、右側ににんじんを並べた。というのはくるくると巻いていったときに、緑と赤が混ざるより混ざらない方が見栄えがいいからだ。
ほうれんそうとにんじんをたまごにうまいことのせたら、再び弱火にして、ようすを見る。端っこをお箸で持ち上げ、巻きを入れられそうになったら巻いていく。
上手な人はお箸だけで巻いていくのだが、ぼくにはできないので、フライ返しを使う。そうすれば失敗しない。卵を巻いて片側に寄せると、いったん火を止めて、フライパンに油を薄く引いて、残りの卵液を投入。
再び弱火にして、固まった頃合いにフライ返しで巻いていく。そして完成。
味付けをしていないのは、食べるときに醤油、わさびマヨネーズ、ケチャップ、と3種類の味を楽しみたいから。ちなみにいちばん美味しかったのはケチャップだった。


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