某日、某スーパーの野菜売り場で、今日の晩御飯を組み立ててみた。
早くもバジル。フレッシュバジルの香りは食欲をそそるし、値段もこらえ頃の感じがするので、とりあえずこれは確保して、何かとあわせて、アルコールのアテに。
マイタケは菌床栽培されるようになってから、手が届くような値段で売られるようになり、味もさることながら、手でちぎるだけでよい、というお手軽さが魅力のキノコ。今日は「均一」商品になっていることだし、これを買ってアヒージョに。マイタケはそれほど香りが強くないので、バジルともけんかしないだろうという予想。
マイタケ | 1/2パック | |
ニンニク | 1片 | |
フレッシュバジルの葉 | 3枚 | |
塩 | 少々 | |
コショウ | 少々 | |
オリーブオイル | 大さじ3 |
- マイタケをざっくりと縦方向に一口大の大きさに手で切り裂き、同時に菌床などの異物が混じっていないことを確認する。
- ニンニク1片を薄めの輪切りにする。
- フライパンにオリーブオイル大さじ3(マイタケがしんなりしたときに、フライパンを傾ければなんとか浸かるくらいの量)と切ったニンニクを入れて中火にかける。
- ニンニクの香りが立ってきたら、マイタケを入れて、フライパンを少し傾けて揚げ煮のような感じでマイタケに火を通す。
- しんなりして、全体に透明感が出てきたら、塩とコショウで味をやや強めに調える。
どう料理してもおいしいマイタケなので、アヒージョ風もあっさりめで。
一人で食べるのなら1パック全部は多すぎるので、半分使うことにする。残りは、繰り延べで数日は十分大丈夫なので、乾燥しないようにジップロックバッグに入れて冷蔵庫へ。
バゲットの薄切りにのせて食べるとよいが、ご飯にのせてもおいしい。
これでまずはアルコールのアテはできた。
次に、メインディッシュの付け合わせとなり得るような野菜料理を。
そこで目に付いたのがブロッコリー。野菜としての栄養も多く、葉物野菜に比べると固まりで扱うことができるので、調理も盛りつけもしやすいかもしれない。ブロッコリーを1本買っても、一人では食べきれないけど、小さく切り分けてゆでるか蒸すかしておけば、しばらくは冷蔵庫で保存できる。
ただ、季節感から言うと、春キャベツのほうがぎりぎり春らしい気がするので、今日はこちらを選択することにする。
春キャベツ | 1/8~1/6玉 | |
トマト | 中1個 | |
ニンニク | 1片 | |
フレッシュバジルの葉 | 3枚 | |
塩 | 少々 | |
コショウ | 少々 | |
オリーブオイル | 大さじ2 |
- まず、トマトソースを作る。トマトの皮は湯むきして、1cm角ぐらいのさいの目に切る。
- ニンニクは半分に切って、それぞれを包丁の平らな部分で押しつぶす。
- フライパンにオリーブオイル大さじ2とつぶしたニンニクを入れ、ニンニクのまわりから泡が出るようになるまで強火で加熱する。
- 強火のまま、フライパンにトマトを一気に入れる。油がはねるので注意する。
- トマトから水分が出るので、若干とろみが付くくらいまで煮詰める。
- 塩でやや強めに味を調え、バジルを小さくちぎって散らして、火を止める。
- 次に春キャベツを蒸す。春キャベツは、全体をくし形切りにして1/6~1/8玉を使う。
- 皿にキャベツをのせて軽くラップをかけて電子レンジで蒸す。(電子レンジに、蒸し野菜の機能や、あたため機能がついていれば、それらを使うとほどよく蒸し上がる。)もしくは、浅めに水を張ったなべを強火で沸騰させてから、キャベツをのせた皿を入れて、しばらく弱火で加熱してもよい。
- 蒸し上がったキャベツに、トマトソースをかける。
メインディッシュには、白身魚のムニエルや、鶏肉のピカタなどの、比較的あっさり目のものが合うだろう。
このトマトソースは、アヒージョと同じように、バゲットの薄切りに添えてもおいしい。
- トマトの皮は、ソースにしたときに口に残りあまりよろしくないので、手間を惜しまないのなら湯むきしたほうが良い。特に、ちょっと大切な人に出す場合などは、湯むき(または冷凍してから解凍)して皮を除くべき。
トマトは比較的皮がしっかりしている野菜なので、冷凍庫に余裕があるなら、ジップロックバッグに入れて冷凍して保存するといつでも使えて便利。解凍すれば皮がむけるので湯むきの手間もかからない。 - 春キャベツは、外側の葉が傷んでいれば外すが、捨てずに取っておき、残ったキャベツの切り口に外した葉っぱを当てて、ジップロックバッグに入れて、冷蔵庫で保存すればより保存性が高まる。
これ以外で見つけたのがレタス。
レタスは、サラダにしかできない、と思っている人も多いだろうけど、手で大きめにちぎるように割って、豚肉とさっと炒めた後で、かたくり粉でとろみを付けると、おいしい炒めものができる。残念ながら、野菜としての栄養はそれほど豊富ではないので、彩りを補う意味でも、ニンジンのせん切りなどを少し加えるとよろしいかと。