良く作る料理の一つにラタトゥイユがあるんだけれども、これを好んで作るのは、野菜をたくさん食べることができて、しかも簡単に作れるから、というのが大きい。
さすがに、鍋1つだけで、とか、フライパンだけで、というわけにはいかないけど、オリーブオイルで野菜を炒めて全体に油がまわったらフライパンから鍋に移す、という作業を繰り返すだけなので、テクを必要とする場面はなくて、一番手間がかかるのは野菜を切るところかもしれない。
以前のラタトゥイユの記事ではちゃんとレシピっぽく書いてみたけど、実際のところ、ありものの野菜を好きなだけ放り込んでいくと出来上がる、っていう感じ。今日のラタトゥイユも、直売所でズッキーニを買ってきたから作ろうかな、といういつものノリ。さらに、ニンジン多めでお送りしています。
まずは、鍋にオリーブオイルを入れてニンニクの薄切りも入れてから火にかける。焦げるとくどい味になるので、いい香りがしてきたな、くらいでタマネギを放り込む。
本当はタマネギもフライパンで炒めるべきなのかもしれないけど、どうせ鍋に移すので、最初のニンニクとタマネギは、いつも鍋で炒めてしまう。
ニンジンからは、フライパンにオリーブオイルを熱して、ざっと炒めては鍋に移す、という作業を繰り返していく。オリーブオイルの量は、それぞれ大さじ1程度だけれども、鍋全体で考えれば、わりとけっこうな量の油を使ってることになる。オリーブオイル以外のを使ったり、フライパンで炒める工程を省略して油の量を圧縮したり、というのもあり得るとは思うけれども、そこらへんは自己責任で。
次は、シイタケ。油が回って、さらに、シイタケの水分が出てくるような感じになるまで炒めてから、鍋に放り込む。
最近、トマト缶は、ちょっと丁寧にブレンダーでざっとつぶしてから入れている。トマトの固まりがいくぶん残っているのが良ければ、小さめの泡立て器で缶の中で押しつぶせば十分。
この状態で、いったん5分ほどぐつぐつ煮込んでから、保温調理。保温鍋でない場合は、そのまま15分も煮込めば十分かと。後から入れるナスやズッキーニの色をできるだけ残したいので、煮えにくいニンジンやうまみの出るシイタケなどを先に煮込んでおく。
野菜の大きさは、だいたい同じになるように乱切りにする、っていうレシピが多いと思うけれども、今日は、ズッキーニとナスは大きめの拍子木風に。ズッキーニも、オリーブオイルで炒めて全体に油が回った感じになってから鍋に。
今日は、冷凍庫の中に眠っているバジルソースも加えて、その分、味付けの塩を減らすことに。このバジルソースは、松の実の代わりにカシューナッツを使っているので、その分、あっさりした感じ。
で、そのまま、5分ほどぐつぐつ煮込んでから保温調理で出来上がり。保温鍋でない場合は、そのまま10分ほど煮込んで、後は、ふたをしたまま少し冷めるのを待てば十分かと。