富岡公民館料理教室

以前からお世話になっている阿南市富岡公民館で『五月病を労る』料理教室。なんとかコロナが終息に向かいつつある中で、久しぶりの料理教室の開催です。

最初に、「五月病」と食べ物について、できるだけわかりやすくうんちくをまとめてお伝えしたけれども、これをきっかけに、食べることと健康寿命の関係について、少しでも気にしてもらえるようになったのならうれしいです。

今回、どう使えば良いかわからない、とのリクエストがあったので、シャドークイーンとヨーグルトでソースを作って、ズッキーニと大豆のサラダを作ってみました。


いつも助けてもらっている野菜ソムリエ仲間の原田恵さんのおかげで、今回も滞りなく運営できました。ありがとうございました。

健康寿命を考える料理教室(第5回)

5回シリーズの料理教室最終回

各回ごとにちょっとだけ理屈をお話しして、それに関連するだろう料理の見学と試食をしてもらうという形式で開催しました。けっこう難しいテーマで各回お話ししたけれども、それなりに興味を持ってくれる方もいたので、また違う場所やテーマで引き続き開催を目論んでみます。

羽ノ浦公民館料理教室

地元の公民館の料理教室講師として呼んでいただきました。

先だって開催されたフレイル予防の講座で話した内容に沿って、それに関連する料理『筋肉を意識するレシピ』として、「タンパク質を摂るための料理」を作っていただきました。

調理に先立って、軽い筋トレも紹介したので、実践される方がいるとうれしいですが。

健康寿命を考える料理教室(第4回)

今日は、健康寿命を考える料理教室の4回目でした。

ちょっと番外編的に、口から食べることが困難になる場合の解説や、そのときにどうやって食べればいいのか、手がかりになると思われる料理を作って、試食していただきました。

健康寿命を考える料理教室(第1回)

健康寿命を考える料理教室の1回目を開催しました。

あいさい広場に併設されているキッチンスタジオで、5回シリーズの予定です。
知識習得のための解説を行った後で、それに関連する食材などを使った調理を見学していただき、試食は持ち帰ってお家でお願いするスタイルです。

調理に関してはベテランの方々の面前で包丁を握るのもなかなか度胸が必要ですが、知っていただきたいことや調理のこつなどは伝わったのではないかと思います。

摘み野菜料理教室

「ローストビーフのレシピをありがとうございました。でも、できるなら、目の前で作り方を見てみたいです。」

時々お世話になっている方に、ローストビーフの作り方をいくつかピックアップして送ったところ、このような返信が。COVID19も下火になって、そろそろ何かできそうな感じだったので、JA東とくしま直売所「あいさい広場」に併設されているキッチンスタジオを借りて、こぢんまりと料理教室を単発で開催することにしました。

少しはひねりを加えてみたかったので、同じく「あいさい広場」併設の貸し農園で栽培しているレタスやハーブを摘んでもらって、後でサラダに整えてもらうことにしました。

短時間での開催だったので、料理はすべてこちらで作り、参加していただいた方にはその様子を見てもらいます。と言っても、作るのはサトイモのポタージュだけで、メインディッシュになるローストビーフは、真空パックとヨーグルトメーカーを使ってすでに低温調理済み。サラダは、さっき摘んだものを自由にご自分で皿の上に盛り付けてもらいます。

サトイモのポタージュには、フェンネルを使ってみました。サラダ用のドレッシング、そして、ローストビーフのソース二種もできあがったので、皿にサラダを盛り付けてもらいます。

1ヶ月ほど前に種まきしたディルも十分摘み取れる大きさになっていて、某氏からいただいたイタリアンパセリの苗も摘み時でした。お茶は、同じく畑から刈り取ってきたレモングラスに熱湯を注げばできあがりです。

本日のできあがり

煮小豆

鏡開きなので、小豆を煮てぜんざいを作る。

これまでは、小豆特有の渋みを避けるために、圧力鍋でゆでてからその煮汁を捨て、新たに加えた水と砂糖で味を付けていたが、どうやら、そんなことをしなくても大丈夫らしい。小豆を『から煎り』して煮ると、ほとんどアクが気にならない、とのこと。あらかじめ実験してみたが、確かにそのようにすれば、渋みのような味はほとんど気にならない。

まずはざっと水洗いして水を切った小豆を煎る。
小豆を煮るのに使う圧力鍋はクラッド材で熱伝導も良いので、小豆を煎るのもこの鍋を使う。

焦がさないように鍋をゆすりながら、小豆の色の赤みがなくなって、くすんだ色になるまで、数分間煎る。

小豆の重さの2倍の水を加えて、圧力鍋のふたをして煮る。


あんこにするのなら柔らかめにしたほうがいいので、加圧状態で5分程度加熱するが、今回は、豆の輪郭がしっかりしたぜんざいにしたかったので、加圧状態で1分程度加熱したところで火を止め、そのまま内部の圧力が下がるまで待つ。

ちょうど良い具合の煮上がり。
そこそこ甘さを感じる程度に味を付けて、必要な分だけ残して、後は密閉容器で冷蔵、または、冷凍保存しておく。
ぜんざいにするのならそこそこの甘さじゃ足りないので、さらにどっさり砂糖と適宜水を加えてしばらく煮てから冷ませばできあがり。

小豆をゆでこぼさないので、抗酸化活性を持つ小豆のポリフェノールを捨てずにそのまま摂取できるという密やかな満足感も得られる。(小豆の煮汁を飲ませたら、中性脂肪やLDLコレステロールの低下傾向がみられた、という研究事例もあるらしい。)が、何より、ゆでこぼしたりのような手順を一つ省略できるというのが、実際に作る際にはありがたいということがわかった。

今年の紅玉リンゴ

今年も紅玉リンゴを見かけたので購入。

去年も同じような時期に、紅玉リンゴのコンフィチュールを作ってるので、うろ覚えのレシピを去年の自分の記事で確認しながら、今年のコンフィチュールを作る。


作ったコンフィチュールは、ヨーグルトソースなどにしてどんどん消費されてしまったものの、生協の宅配で2週間連続で注文していたため、さすがに2回目のコンフィチュールは、何か作らなくちゃという気分になる。

そこで、今年のコンフィチュール(2回目)を使って、アップルパイを焼いてみることに。この際、できるだけ簡単にということで、冷凍パイシートの形のまま、パイ皿などは使わずに作ってみる。

冷凍パイシートは室温まで解凍すると扱いにくいので、冷蔵庫などである程度冷たい状態まで解凍。紅玉リンゴのコンフィチュールはそのままでは水分が多いので、少し煮詰めて、さらに、水分吸収のためにパン粉を混ぜて、パイシートの上に置く。

その上に切れ目を入れたパイシートをのせて、周りをフォークなどで押さえて接着する。つや出しのために、卵:1個、塩:少々、水:大さじ1をよくかき混ぜたものをハケで塗る。

冷凍パイシートに指定の時間で焼く。今回は、200℃のオーブンで25分。

酸味がほどよくある、美味しいアップルパイが焼き上がり。できたて熱いまま食べても良いし、冷めたものをさくさく食べるのも美味しい。一日たつと少ししっとりしてさくさく感はなくなるが、それはそれで美味しい。ただ、ついつい切り分けてたべてしまって、その状態になるまで残っていないような気もする。

7月の料理教室

今月は、江戸前ちらし寿司風の野菜寿司。
去年の夏は、野菜のにぎり寿司を作ってみたので、今年は、握る手間がかからないちらし寿司を。

寿司飯は、ゆこう果汁を使った寿司酢で。

寿司飯の上にのせる野菜の寿司ダネは、パプリカのマリネやシイタケ、揚げ焼きにしたナスの皮、たれを塗った油揚げ、飾り用のオクラ、ミニトマトなど。


紅オクラと、緑色のオクラは、小口切りにして、寿司の飾り用に。

揚げ焼きにしたナスの皮の残りの部分は、さいの目に切ってオクラといっしょにめんつゆで炒め煮に。

オクラが苦手という参加者のために、チヂミに入れて食べるという提案を。

季節的に、ミニトマトとオクラが手に入りやすいので、味噌汁ではなく、コンソメキューブでスープを作ってみる。

新ショウガの甘酢漬けやミョウガの甘酢漬け、キュウリのぬか漬けなども加えて、ちらし寿司の出来上がりは彩りも良く野菜も盛りだくさん。

盛り方もそれぞれに個性があって面白い。

寿司とチヂミの取り合わせは、そんなにポピュラーじゃないかもしれないけれども、オクラつながりと言うことで。コロナを避けながらも楽しく調理していただきました。

再開料理教室

新型コロナウイルスの流行を避けて、しばらくお休みしていた料理教室もなんとか再開。
再開するにあたって、旬の野菜の簡単で美味しい調理法を提案するというコンセプトは立派だけれども、果たしてどうなることやら。

そんなこんなで、再開第1回目の野菜はズッキーニ。
ごく最近取材にお邪魔した、BLOF理論に基づいた農業を実践されている生産者の方が、ズッキーニも作っているとのことだったので、お願いしてそのズッキーニをわけていただいた。

玉ねぎの大きさと比較すればわかりやすいと思うが、かなり大ぶりのものを取り置いてくれたみたいで、30cm以上はある立派なズッキーニ。このズッキーニで、ポタージュとツナマヨチーズ焼きを作る。

まずは、ズッキーニのポタージュから。


玉ねぎを炒めて、甘さとコクを出してから、ズッキーニと水を加えて煮る。柔らかくなったらブレンダーでつぶして、牛乳を加えれば出来上がり。

次は、ズッキーニのツナマヨチーズ焼き。ジャガイモはあらかじめ電子レンジで蒸して、ズッキーニは火通りが良いので、そのままグリルの熱で軽く火を通す感じで。ジャガイモは、タワラムラサキがあったので、皮はむかずに表皮の色も活かしてみた。

時間に余裕があったので、スパイラススライサーを使って、ズッキーニをパスタ状に切り、ペペロンチーノ風に。

新ショウガの季節なので、ご飯は、新ショウガの炊き込みご飯を。


さすがにショウガは、あまり出汁を期待できないので、だし汁で炊き込みご飯を炊く。

今日の出来上がり

ちなみに、漬物は、あらかじめ漬けておいたズッキーニのぬか漬け。キュウリよりもちょっとねっとりした感じで、かつ、味もキュウリよりぬか漬けらしい味になる。