阿南農業支援センターの方から、「葉わさびがそろそろ終わりなので、よかったらもらいに行ってください」と連絡があり、先日、葉わさび生産者の岡崎さんのところにお邪魔した。
那賀川上流は、ほぼ全域が那賀町になっているけれども、合併前は相生町だったところに、岡崎さんの葉わさびハウスがある。
葉わさびが実際に栽培されているところを見るのは初めてなので、興味津々でハウスの中にお邪魔すると、一面に濃い緑の葉っぱが並んでいる。
葉わさびの収穫は根元から折り取るようにすればいいので簡単。
ただ、葉っぱに小さい穴が開いているだけでも出荷の対象にはならないとのことで、例によってもったいない感を抱きながら、葉わさびを採っていく。
「明日か明後日には全部引き倒してしまうので、好きなだけ持って行っていいよ」と、「好きなだけ」オファーをいただいて、両手で抱えるくらいの葉わさびを収穫。
岡崎さん、土砂降りの中でわざわざご案内いただき、ありがとうございました。
もらってきた葉わさびは、葉っぱと茎を切り分けて、熱湯で30秒ほどゆでる。その後、塩をふって、ぎゅっぎゅっともむ。こうすることで、わさび特有の香り高い辛みが出るらしい。
7月の料理教室は野菜寿司の予定で、その中の1つに、葉わさびで包んだ小ぶりのめはり寿司のようなものも混ぜてみてはどうかと思っているので、葉っぱの形を温存したものも作る。
もう一つはそのまま刻んで食べるように、葉っぱも茎もざくざく刻んだもの。
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塩もみ後辛み待ち
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しょうゆ漬け
葉わさびの辛みが飛んでしまわないように、密閉できる容器にゆでて塩でもんだ葉わさびを保存。数時間おいたら、さらにしょうゆとみりんで味をくわえてしょうゆ漬けに。
しょうゆ漬けにした葉わさびの葉っぱで、小さい白ご飯のおにぎりを包んでみた。容器が大きすぎたのか、葉わさびの辛みはやや失われ気味だけれども、葉わさびの風味の美味しいおにぎりになっている。
寿司飯を包んでも、もちろん美味しそう。どんな野菜寿司になるのか楽しみ。