コールスロー

常備野菜として一番扱いやすいのは、キャベツでしょう。
場所は取るけれども、ある程度しっかりした野菜なので、きっちりビニール袋などに入れておけば、かなり長期間、冷蔵庫で保存することができます。
半分に切ったものや、丸ごとの場合は、芯の部分をくりぬいておけば、保ちを良くすることができます。
買ってきたチキンカツやトンカツ、さっと作った豚肉の生姜焼きなどの付け合わせに、せん切りにして添えれば、簡単に野菜を増やすことができます。

付け合わせの野菜じゃなくて、サラダとして何か一品付け足したい、というときには、キャベツのコールスローが良いでしょう。

コールスローのレシピ(一人分)
キャベツ 1枚(小さめの葉なら2枚)
ニンジン(せん切りにしてゆでたもの 大さじ1
マヨネーズ 大さじ2
  1. キャベツの葉は、芯に沿って半分に切り、さらに半分に切って、全部をまとめて、短い方の辺からせん切りにして、ボウルに入れます。
  2. 常備野菜ニンジンを加えます。ニンジンを入れると彩りがきれいになります。もしあればパセリをみじん切りにして入れると、さらに彩りがきれいです。
  3. マヨネーズを入れて、良く混ぜ合わせます。
  4. (塩を入れないので、キャベツのぱりぱり感が残り、水分もあまり出ません。)

キャベツだけだと、味に乏しいので、カニかまを加えて作ってみました。これだと、ちょっと豪華なコールスローになります。

常備菜としての野菜

野菜は、洗ったり切ったり調理したりに手間がかかるので、それが面倒で、という方もいらっしゃると思います。
今は、いろいろなカット野菜を売っているので、それを利用する方法もあります。
けれども、お休みの日などに、ちょっとだけ時間をかけて野菜を準備しておけば、サラダやそのほかの料理にすぐ使うことができてとても便利です。
常備菜というか、常備野菜、ですね。
常備野菜として便利だったのは、ニンジンのせん切りのゆでたものと、ホウレンソウやコマツナのゆでたもの、ジャガイモやサトイモをゆでたもの、それに、ピクルスでした。
ピクルスは、少し手間がかかりますが、それ以外の常備野菜はそれほど手間もかからないので、ぜひ、お休みの日の手が空いた時間に作っておくと良いと思います。

ニンジンの常備野菜のレシピ
ニンジン 2本
ジップロックコンテナー 角型中1
  1. ニンジンは良く洗えば皮をむく必要はありませんが、気になるようなら、包丁の背のほうで、ごしごしこすって皮をむきます。(ピーラーでは、むきすぎてしまうと思います。)
  2. ニンジンの軸の部分は切り落とします。もし、緑色がかっている部分があれば、ニンジン臭いので一緒に切り落としてしまいます。
  3. 細めのせん切り器で、ニンジンをせん切りにします。
  4. ジップロックコンテナーのふたを軽く閉めて、電子レンジでニンジンをゆでます。(500Wで6分くらい。自動で野菜のゆで加減を見てくれる機能がある電子電磁の場合は、「根菜」を選んでゆでます。)
  5. ゆであがったら、冷ましてから、ふたをきっちり閉めて、冷蔵庫で保存します。

せん切りにしてゆでたニンジンは、ニンジン臭さもなく、そのままでも十分食べられるくらいです。
他の野菜と一緒にサラダにして、シーザーサラダドレッシングやごまだれで食べると、おいしいですし、緑黄色野菜を取っている感はかなりあります。
また、料理の素材としても、すでに煮えているので、ニンジンに火が通ったかどうかを気にする必要がないため、ちょっと緑黄色野菜が足りないな、と思ったときに、ふりかけ感覚で使うことができます。

付け合わせの野菜として使っています。
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ホウレンソウは、1把を買ってくると、一人分には多いと思うので、いっそのこと全部ゆでてしまって、使った残りは味をつけずにそのまま冷蔵庫で保存します。
コマツナは、アクが少ないのでそのまま炒めものにしたり、柔らかそうな葉ならサラダにしたりもできますが、1把を使い切るのは大変なので、やはりゆでて、使った残りを味をつけずに冷蔵庫で保存する方が、ビタミン類の損失も少なくてすみます。

ジャガイモは、いったんゆでて皮をむいて保存しておくと、簡易なポテトサラダのように使ったり、溶けるチーズと合わせてグラタンのように使うこともできるし、うっかり使い忘れて芽が出てしまうというようなこともありません。
500Wの電子レンジで、シリコン調理器を使ってジャガイモ中1個が3分くらいです。
シリコン調理器を使わずに、そのまま庫内に置いて加熱しても大丈夫とのことです。
ゆでたジャガイモは、薄皮だけがすーっとむけます。
ゆでたては熱いのでフォークに突き刺して皮をむいていましたが、キッチンペーパーで持ってむくと良いようです。

総菜

大小を問わずスーパーの食料品売り場に行けば、総菜として野菜料理を売っています。
スーパーでなくても、コンビニでさえ、総菜を売っているところも多くなりました。
きんぴらごぼうやひじきの煮物などは、それだけで十分、野菜としての一品になります。ポテトサラダやゴボウサラダ、中華サラダなども、自炊の食卓をより楽しくしてくれます。

自分も、自炊を初めて最初の頃は、きんぴらごぼうやひじきの煮物などをよく買ってきました。

でも、総菜って、それなりの値段だし、このくらいなら自分でも作れるのでは?と思ったら、作ってみましょう。
ゴボウのささがきに少し手間がかかるので、ささがきではなくせん切りで作ればより簡単にできます。

きんぴらごぼうのレシピ
ゴボウ 1本
ニンジン 1本
サラダ油 大さじ1
鷹の爪 1本
しょうゆ 大さじ2
みりん おおさじ2
ごま油 少々
  1. ささがきにして水煮してあるゴボウを使うと楽に作れます。丸ごと一本のゴボウを買えば、ささがきでもせん切りでも好きなやり方ができます。
  2. 丸ごとのゴボウで、泥付きのものはていねいに泥を洗い落とします。泥が落ちれば、皮をむく必要はありませんが、気になるようなら、包丁の背のほうで、ごしごしこすれば簡単に薄く剥くことができます。
  3. 包丁を寝かせた状態で、ゴボウの端っこのところで腕を左右に動かせば、自動的にささがきを作ることができます。(水を張ったボウルにうけて、あく抜きを同時にしてください。)
  4. ニンジン:1本はせん切り器でせん切りにします。(もちろん、包丁でせん切りにしてもかまいません。)
  5. フライパンにサラダ油:大さじ1を入れ、強火で熱します。(少しぴりっとしたのがよければ、ここで鷹の爪(とうがらし):1本の種を抜いて小口から輪切りにしたものを入れてください。)その後、ささがきにしたゴボウとせん切りにしたニンジンを同時に入れて炒めます。
  6. 全体にしんなりしてきたら、中火の弱火にして、みりん:大さじ2、しょうゆ:大さじ2を入れてまぜてください。(もし、ゴボウが大きい場合は、味が薄くなるので、みりんとしょうゆをそれぞれ大さじ1ずつ足します。)アルミホイルを落としぶたにするか、フライパンにふたをして、5分ほど蒸し煮にします。
  7. 香り付けにごま油を全体に少し垂らしてから、中火の強火でまぜ、残った水分があらかたなくなれば完成です。

レンコンを薄切りにして加えてもおいしいです。
また、ゴボウもささがきではなく、適当な長さに切って、それを縦方向にせん切りにすれば、より歯触りがしゃきしゃきしたきんぴらごぼうになります。
自分で作れば、その辺も自分の好みに仕上げることができます。


真ん中の小皿が、レンコン入りきんぴらごぼうです。

ドレッシング

サラダの味は、かなりドレッシングの味に影響されます。
気分で使い分けられるように、
自分は、主に、

  • シーザーサラダドレッシング
  • バジルドレッシング
  • ごまだれ

を常備していました。
ドレッシングは、スーパーの売り場の棚にずらっと並んでいますが、たとえば、キューピーのシーザーサラダドレッシングテイスティテイスティドレッシング バジル&チーズを買っていました。
また、ごまだれは、実家の近くにある産直販売所で売られているものを使っていました。
このごまだれは、味だけではなく、原材料名の欄が非常にシンプル(当たり前そうなものしか入っていない)という点でも気に入っていました。

根菜サラダのレシピ(一人分×2食)
  ニンジン 1/2本
  ゴボウ 1/2本
  サトイモ(小さめのもの) 2個
  マヨネーズ 大さじ1
  ごまだれ 大さじ1
  1. こんな野菜でサラダを」の「サトイモ、ゴボウ、ニンジン」をあえていたドレッシングは、マヨネーズとごまだれを等量混ぜたものです。
  2. マヨネーズだけだと油っぽさが出てしまったり、ごまだれだけだと根菜をまとめるには弱い感じがしますが、この二つを混ぜると、さっぱりしていてかつこくがあるドレッシングになります。
  3. 乱切りにしたニンジン、ゴボウを電子レンジなどでゆでます。
  4. サトイモも、皮付きのまま電子レンジなどでゆでます。(サトイモは、ゆでると簡単に皮をむくことができます。)
  5. サトイモは、ニンジンやゴボウと釣り合う大きさに切ります。
  6. 野菜が冷めてから、この根菜用ドレッシングであえます。
  7. 残った分は、冷蔵庫で保存します。

上の皿が、この根菜サラダです。

こんな野菜でサラダを

サラダのレシピ、というよりは、こんな野菜の組み合わせでサラダを作ってみた、という実践報告です。

  • ジャガイモ、ニンジン、ホウレンソウ
    • ゆでてから1cm厚の輪切りにしたジャガイモと、せん切りにして電子レンジでゆでたニンジン、ゆでたほうれん草、のサラダです。
    • (右上の皿)
  • トマト、ミズナ(キョウナ)、ニンジン
    • 適当な長さに切ったミズナに、くし形に切ったトマトと、せん切りにして電子レンジでゆでたニンジンをのせたサラダです。
    • (右の皿、ゆでた鶏胸肉を添えています)
  • サトイモ、ゴボウ、ニンジン
    • ゆでてさいころに切ったサトイモ、乱切りにしたゴボウ、ニンジンをマヨネーズとごまだれであえたサラダです。
    • (上の皿)
  • キャベツ、ニンジン、パセリ
    • せん切りにしたキャベツとパセリ、せん切りにして電子レンジでゆでたニンジン、カニかまをマヨネーズであえたコールスローです。
    • (右上の皿)
  • フルーツトマト、コマツナ、ピーマン
    • ゆでたコマツナの上に、フルーツトマトとピーマンをのせたサラダです。
    • (左上の皿、カニかまを添えています)
  • トマト、レタス
    • 手で割ったレタスの上に、くし形に切ったトマトをのせたサラダです。
    • (右の皿)

サラダ

野菜をとらなくちゃ、というときに、イメージするのはサラダでしょうか。
食べやすく調えた野菜にドレッシングなどをかけるか、
またはドレッシングなどであえたものを盛りつける料理です。
ポテトサラダやごぼうサラダ、マカロニサラダなど、
すぐ食べられるようにしたものを総菜として売っていますから、
それを買ってきて皿に盛りつければ、野菜の一品になります。
(ただし、マカロニサラダは、野菜がほとんどないようなものもあるので注意してください。)
少しだけ手をかけても良ければ、
サラダ用のカット野菜を買ってきて、ドレッシングをかければ、
より、新鮮な歯触りの野菜を味わえます。

サラダの味は、ほとんど、ドレッシング類で決まります。
自分は、シーザーサラダ風のドレッシングと、ごまだれ、バジル風味のドレッシングを常備していました。

総菜やカット野菜は高い、と思われるなら、
自分で作ることも、もちろんできます。
たとえば、こんな野菜の組み合わせでもサラダが作れます。

ジェノベーゼソース

ジェノベーゼソースは、イタリアのジェノバのソースということらしいですが、
(Wikiでは、ジェノベーゼペーストとして説明されています。)
ゆで上げたパスタにからめれば、ジェノベーゼパスタのできあがりで、
パスタ以外でも、焼いたフランスパンや食パンに塗ったり、
温かいご飯にまぜておにぎりにすることもできます。
(もちろん、おにぎりにしない混ぜご飯状態でもおいしい。)
でも、買うとそれなりの値段はするし、
実は、自分は、松の実の風味がそんなには好きではありません。
なので、自作。
ジェノベーゼソースは、本場では家庭ごとのレシピがあるらしいので、
ちゃんと作るのは大変そうですが、
ジェノベーゼソース風、なら、簡単にできます。

レシピ
ジェノベーゼソース

  1. バジルの葉を適宜用意します。少し大ぶりなパスタソースの瓶に一杯作ろうと思うと、大きめのザルにいっぱいくらいのバジルが必要です。
  2. バジルの量に応じて、松の実を用意します。自分は、松の実の代わりに、カシューナッツを使います。
  3. フードプロセッサーやミキサーにバジルの葉と松の実、にんにくを入れ、オリーブオイルを入れてからすりつぶします。オリーブオイルは少なめにしておいて、足りなければ後から注ぎ足します。
    • (松の実の代わりに、カシューナッツを入れています。)
  4. すりつぶした状態で味を見て、やや塩辛い目に岩塩などで味を調えます。
  5. 保存用のビンに入れ、オリーブオイルを上から少し注ぎ足してオイルの層ができるようにすると、変色せずにジェノベーゼソースを保存できます。

お手軽パスタ

お休みの自宅ランチありがちなのがパスタ。
パスタをゆでて、売っているパスタソースであえるだけの手軽さなので、
自分は、主に、

  • カルボナーラソース
  • ジェノベーゼソース

を常備していました。
パスタソースは、たとえば、ナショナルブランドの日清フーズキューピーなどや、イオンのプライベートブランドTOPVALUなどから、ピンキリで販売されています。

レシピ

  1. おいしくパスタをゆでます。(NHKのためしてガッテンで放送されていた「うまっ!次世代パスタ」は参考になります。)
  2. そして、お好みのパスタソースとあえるだけ。

野菜追加レシピ
せっかくなので、ちょっとだけ野菜を追加してみませんか?
市販のパスタソースは味付けがしっかりしてるので、少しくらい野菜やキノコを足しても大丈夫です。
自分は、クリーム系のパスタソースに、キャベツやコマツナを追加していました。

  1. おいしくパスタをゆでます。
  2. ゆでている間に、キャベツの葉を1~2枚、もしくは、コマツナを1株、ざくざく食べやすい大きさに切ります。
  3. フライパンにサラダ油を少し入れ、強火で上記の野菜を炒めます。ちょっとしんなりすれば十分です。
  4. そこに、パスタソースを入れて、野菜とざっと混ぜ合わせてから、パスタとあえます。

できあがりは、たとえばこんな感じ。

これは副菜を2つつけてますが、メインのパスタはカルボナーラソースにキャベツを追加したものです。

  • ※ジェノベーゼソースは、自作することもできます。