今夜の気分は?

なんだか、タイトルが微妙にレトロで気恥ずかしいですが。

さて、おっくうになりがちな自炊を、より楽しくするために、何種類かの主菜を用意しておくというのはいかがでしょうか。
今日はどれを作ろうかな、と、今夜の気分でメニューを選べるのは、心の余裕を少し広げてくれるように思います。
たとえば、

  • さっと焼くだけで、ご飯にも、お酒にも合わせられる鶏もも肉の照り焼きや、
  • 少量の油で揚げればできあがる、チキンカツやトンカツ、
  • 豚肉を生姜焼きのタレに漬けておけば、単独で焼いて付け合わせのキャベツと、もしくは、いろいろな野菜と炒めて野菜炒めとして、

食べることができます。
どれも、簡単に準備できて、さらに、冷凍すればかなりの期間、保存することができます。
野菜を食べるのも大切ですが、肉や魚を食べることも重要です。

鶏もも肉の簡単照り焼きのレシピ(1人分)
  鶏もも肉 1/2枚~1枚
  しょうゆ 大さじ1
  みりん 大さじ1
  1. 鶏もも肉は、そぎ切りにして、火が通りやすくしておきます。
  2. ポリ袋に材料をすべて入れて、もむようにして調味料が鳥もも肉全体に行き渡るようにします。
  3. 保存する場合は、ポリ袋の口を閉じて冷蔵するか、さらにジップロックに入れて冷凍します。
  4. 調味料がなじんだら、熱したフライパンに入れ、すぐに弱火にしてふたをして火が通るまで焼きます。調味料が焦げやすいので弱火にします。
  5. 鶏もも肉に火が通ったら、ふたを取って、火を強め、焦がさないように混ぜながら、全体に照りが出るまで煮詰めるようにして焼きます。

鶏もも肉を漬け込むときに、玉ねぎを1/8玉ほどスライスして一緒に漬け込むと、少しこくのある味になります。焼くときに、漬け込んだ玉ねぎも一緒に焼けば、その甘みも楽しめます。

浅漬けのもと

あっさりした浅漬けは、どんなおかずとも合わせることができ、かつ、「野菜」としての働きも期待できるので、冷蔵庫に常備しておくと重宝します。
「浅漬けのもと」という調味液が売られているので、野菜をその調味液に浸けて一晩おけば、簡単浅漬けのできあがりです。
浅漬けにしたい野菜を、一口大などに切ってからポリ袋に入れて、浅漬けのもとを全体に行き渡る程度に注ぎます。できるだけ空気を抜いてポリ袋の口を閉じ、お椀などの深めの器に入れておけば、野菜全体に調味液が行き渡りやすくなるし、使用する調味液も少なくて済みます。
急ぐ場合は30分程度漬けておくだけでも食べることはできますが、浅漬けとして食べるには一晩ほど冷蔵庫に入れておくとよいでしょう。

大根やキュウリのような固まりになった野菜だけでなく、大根葉や水菜などの葉物もおいしく食べることができます。
特に、大根葉は浅漬けにすると思ったよりもおいしく、βカロテンなどの栄養も豊富なので、もし、スーパーに葉付き大根と葉を落とした大根が並べられているなら、迷わず葉付き大根を購入してください。
ただし、葉付きのものは消耗が激しいので、持ち帰ったらすぐに葉っぱの部分を切り離して、葉と根を別々に保存します。
また、もともとは京野菜として鍋料理などに使われた水菜も、浅漬けにするとおいしく、かつ、たくさん食べることができます。
水菜は、サラダに入れるとみずみずしい緑色としゃきしゃきした茎の歯触りを楽しめますが、それほどの量を食べることができません。けれども、浅漬けにすると、色合いや歯触りだけでなく、「野菜」としての働きを期待できるくらいの量を食べることもできます。
もし、スーパーで安く売っていることがあれば、ぜひ、試してみてください。

「浅漬けのもと」は、意外と簡単に作ることもできます。

浅漬けのもとのレシピ(500mL)
  だし汁 500mL
  しょうゆ 大さじ3
  米酢 大さじ2
  みりん 大さじ1
  小さじ2
  鷹の爪 1本
  1. だし汁は、・出汁パックを煮出す、または、・出汁のもとを水に溶かす、などして作ります。だし汁を煮出した場合は、室温になるまで冷まします。
  2. 鷹の爪は、中の種を箸などで掻き出して小口切りにします。すでに小口切りにした鷹の爪も売っているので、それを買ってくれば手間がかかりません。
  3. だし汁に、すべての調味料を入れてよくかきまぜ、特に塩をよく溶かします。

できあがりは、こんな感じ。
浅漬けのもと

今回は、水菜を浅漬けにしてみました。
ポリ袋を使って漬け込んで一晩おけばできあがり。
水菜漬け込み

ジップロックコンテナなどに移し替えて冷蔵庫で保管すれば、しばらく浅漬けが楽しめます。
水菜の浅漬け

ホウレンソウの白和え風

保存しておいたホウレンソウを使えば、簡単に白和え風の一品を作ることができます。

ホウレンソウの白和え風のレシピ(一人分)
ゆでたホウレンソウ 50g程度(水をしぼってひとつかみ程度)
豆腐 1/4丁
ごまだれ 大さじ1
  1. 小鉢にホウレンソウをほぐしながら入れます。
  2. ホウレンソウの上に豆腐をのせて、箸などで崩します。
  3. 崩した豆腐の上からごまだれをかけます。
  4. 豆腐とホウレンソウを混ぜながら食べます。

4等分されている充填豆腐が売られているので、それを使うと豆腐を切る手間もかかりません。また、それぞれが密封されているので、豆腐の保存性も良いです。

これは、ホウレンソウに加えて、ニンジンのせん切りも加えています。

常備野菜としてのホウレンソウ

ホウレンソウの常備野菜のレシピ
ホウレンソウ 一把
小さじ1
ジップロックコンテナ 中1
  1. ホウレンソウは、全体をさっと洗います。もし、泥が付いていれば、水で洗い流します。また、茎の根元に砂や小石が残っている場合もあるので、もし残っていれば洗って取り除きます。
  2. 洗ったホウレンソウは、向きをそろえておきます。
  3. 1ℓ の水に小さじ1の塩を入れてを沸騰させ、ホウレンソウをひとまとめに持って、根元のほうから湯に入れます。
  4. 30秒ほど根元をゆでてから、らせんを描くようにして、ホウレンソウ全体を湯に入れます。(もし、葉の部分が全部は湯につからないようなら、全体をひっくり返します。)
  5. 全体を1分ゆでたら、ざるに取り、流水で冷やします。
  6. 数本まとめて根元を持ち上げて、まっすぐに形を整えながら水を絞ります。
  7. 根元の部分は切り落とし、3㎝~5㎝の長さに切ります。(根元を残しても良いですが、一般に売られている交配種のホウレンソウの根元の部分は、あまりおいしいというほどではありません。)
  8. 茎の部分と葉の部分が適当に入り交じるように数本まとめて根元を持ち上げて、まっすぐに形を整えながら水を絞ります。
    (真ん中で半分に切って折り返すようにしてから切っていくと、茎の部分を葉の部分が適当に入り交じるように切れます。)
  9. 根元の部分は切り落とし、3㎝~5㎝の長さに切ります。(根元を残しても良いですが、一般に売られている交配種のホウレンソウの根元の部分は、あまりおいしいというほどではありません。)
  10. ジップロックコンテナに入れて冷蔵庫で保存します。

冷蔵庫で数日は保存できますが、それ以上保存したい場合は、冷凍します。
冷凍する場合は、必ず、一回分に分けて冷凍します。
水分が多いので、凍らせてしまってから切り分けることはできません。
たとえば、一回分ずつにラップで包み、それをジップロックのバッグにまとめて入れて冷凍すると、あとで利用しやすくなります。
実際には、そんな面倒なことはやりたくないので、ジップロックのバッグにゆでたホウレンソウを入れた後で、袋の上から指で押さえて一回分ずつの固まりを作って冷凍すれば良いと思います。

常備野菜のホウレンソウを、白和え風にしています。

常備野菜としてのニンジン

ニンジンの常備野菜のレシピ
ニンジン 2本
ジップロックコンテナー 角型中1
  1. ニンジンは良く洗えば皮をむく必要はありませんが、気になるようなら、包丁の背のほうで、ごしごしこすって皮をむきます。(ピーラーでは、むきすぎてしまうと思います。)
  2. ニンジンの軸の部分は切り落とします。もし、緑色がかっている部分があれば、ニンジン臭いので一緒に切り落としてしまいます。
  3. 細めのせん切り器で、ニンジンをせん切りにします。
  4. ジップロックコンテナーのふたを軽く閉めて、電子レンジでニンジンをゆでます。(500Wで6分くらい。自動で野菜のゆで加減を見てくれる機能がある電子電磁の場合は、「根菜」を選んでゆでます。)
  5. ゆであがったら、冷ましてから、ふたをきっちり閉めて、冷蔵庫で保存します。

せん切りにしてゆでたニンジンは、ニンジン臭さもなく、そのままでも十分食べられるくらいです。
他の野菜と一緒にサラダにして、シーザーサラダドレッシングやごまだれで食べると、おいしいですし、緑黄色野菜を取っている感はかなりあります。
また、料理の素材としても、すでに煮えているので、ニンジンに火が通ったかどうかを気にする必要がないため、ちょっと緑黄色野菜が足りないな、と思ったときに、ふりかけ感覚で使うことができます。

付け合わせの野菜として使っています。

ワカメとエノキダケの簡単酢の物

海藻の「わかめ」は野菜じゃないよね、と言われればその通りだと思うんですが、カロテンや食物繊維がそれなりに含まれていることを考えれば、栄養の観点からは野菜相当と考えて良いのではないかと思います。
また、塩蔵のわかめは冷蔵庫でかなり長期間保存できるので、常備野菜の一つとして備えておくと良いでしょう。
塩蔵なので水でもどして使いますが、最初にさっと表面の塩を洗い流す感じで、さらに、途中で一度、もどしている水を替えると、よりきれいにもどるようです。

酢の物は三杯酢で和えることが多いと思いますが、このレシピでは、酢だけで味を調えています。
キノコのつくだ煮にしょうゆもみりんも含まれているので、残りの酢だけ加えればいいというのもありますが、何よりもお手軽に作るために大胆に省略しました。
もちろん、手間が許すなら、しょうゆとみりんと酢を同量合わせた、三杯酢で和えたほうがおいしく食べられると思います。

ワカメとエノキダケキノコの簡単酢の物のレシピ(一人分)
塩蔵ワカメ 30g程度(一枝程度)
酢(米酢) 大さじ1
エノキダケのつくだ煮 大さじ1
  1. ワカメは表面の塩分を洗い流して、たっぷりの水に入れてもどします。
  2. ワカメが戻ったら、一口大の大きさになるように、ワカメを刻みます。
  3. 器にわかめを入れ、その上に、エノキダケのつくだ煮をのせてから、酢を回しかけます。
  4. ワカメとエノキダケを混ぜながら食べます。

実質、ワカメをもどすだけの作業なので、後一品欲しい時にすぐに作ることができます。

コールスロー

常備野菜として一番扱いやすいのは、キャベツでしょう。
場所は取るけれども、ある程度しっかりした野菜なので、きっちりビニール袋などに入れておけば、かなり長期間、冷蔵庫で保存することができます。
半分に切ったものや、丸ごとの場合は、芯の部分をくりぬいておけば、保ちを良くすることができます。
買ってきたチキンカツやトンカツ、さっと作った豚肉の生姜焼きなどの付け合わせに、せん切りにして添えれば、簡単に野菜を増やすことができます。

付け合わせの野菜じゃなくて、サラダとして何か一品付け足したい、というときには、キャベツのコールスローが良いでしょう。

コールスローのレシピ(一人分)
キャベツ 1枚(小さめの葉なら2枚)
ニンジン(せん切りにしてゆでたもの 大さじ1
マヨネーズ 大さじ2
  1. キャベツの葉は、芯に沿って半分に切り、さらに半分に切って、全部をまとめて、短い方の辺からせん切りにして、ボウルに入れます。
  2. 常備野菜ニンジンを加えます。ニンジンを入れると彩りがきれいになります。もしあればパセリをみじん切りにして入れると、さらに彩りがきれいです。
  3. マヨネーズを入れて、良く混ぜ合わせます。
  4. (塩を入れないので、キャベツのぱりぱり感が残り、水分もあまり出ません。)

キャベツだけだと、味に乏しいので、カニかまを加えて作ってみました。これだと、ちょっと豪華なコールスローになります。

常備菜としてのキノコ

キノコは、ビタミン類が豊富な訳ではありませんが、食物繊維が豊富だったり、
うまみ成分のグアニル酸が豊富だったりするので、常備菜にしておくと便利です。
特に、エノキダケは、スーパーなどで特売品として売られることもあるので、その時に購入して処理しておけば、しばらくの間、使うことができます。

シイタケの常備野菜のレシピ
シイタケ 2袋
ジップロックバッグ 中1
  1. シイタケは、冷凍すると細胞が壊れてうまみ成分が生成されやすくなるとのことなので、みじん切りにして冷凍保存します。味噌汁やスープ、炒めものなどに、凍ったまま入れて調理します。
  2. シイタケの石突き(軸)の部分は根元から切り落とし、先端部分をのぞいて、薄い小口切りにします。
  3. 残った傘の部分を、まず細長くせん切りにし、さらに、それを小口切りにして、みじん切りにします。
  4. ジップロックバッグにみじん切りにしたシイタケを入れ、空気を押し出すようにして封をした後で、全体に平たく調え、冷凍庫で保存します。
  5. 平たくして冷凍しておけば、凍った状態でも必要な分だけ割って取り出すことができます。

冷凍保存以外にも、つくだ煮で保存するとそのまま常備菜として利用することができます。

エノキダケのつくだ煮のレシピ
エノキダケ 1袋
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ1
ショウガ 1かけら
保存容器 ビン、またはジップロックコンテナ
  1. エノキダケの根元の菌床に付いていた部分を切り落とします。おがくず状のものが株の中に入り込んでいれば取り除きます。
  2. エノキダケを全体に3等分し、なべに入れます。特に、根元の部分はつながっていることが多いので、ほぐしながらなべに入れます。
  3. しょうゆ、みりんを、鍋に入れたエノキダケの上から振りかけます。ショウガは、生のショウガをおろしてもよいですが、おろし生姜のチューブがあれば、それを1cmくらい押し出します。
  4. そのまま少し待って、なべ底に水分がしみ出してきた状態で火にかけ、焦げ付かないようにまぜながら、7~10分くらい、全体に色が変わり、ぶくぶく泡立つ状態になるまで煮ます。(シリコンのへらなどでまぜるとまぜやすいです。)
  5. エノキダケが煮えたら、保存用のビンまたはジップロックコンテナなどに入れて、完全に冷めたら冷蔵庫で保存します。保存容器はあらかじめ、キッチン用の消毒アルコールを噴霧するなどしておくと、保ちが良いと思います。

エノキダケの代わり、シイタケをせん切りにしたものでも作ることができます。

常備菜としての野菜

野菜は、洗ったり切ったり調理したりに手間がかかるので、それが面倒で、という方もいらっしゃると思います。
今は、いろいろなカット野菜を売っているので、それを利用する方法もあります。
けれども、お休みの日などに、ちょっとだけ時間をかけて野菜を準備しておけば、サラダやそのほかの料理にすぐ使うことができてとても便利です。
常備菜というか、常備野菜、ですね。
常備野菜として便利だったのは、ニンジンのせん切りのゆでたものと、ホウレンソウやコマツナのゆでたもの、ジャガイモやサトイモをゆでたもの、それに、ピクルスでした。
ピクルスは、少し手間がかかりますが、それ以外の常備野菜はそれほど手間もかからないので、ぜひ、お休みの日の手が空いた時間に作っておくと良いと思います。

ニンジンの常備野菜のレシピ
ニンジン 2本
ジップロックコンテナー 角型中1
  1. ニンジンは良く洗えば皮をむく必要はありませんが、気になるようなら、包丁の背のほうで、ごしごしこすって皮をむきます。(ピーラーでは、むきすぎてしまうと思います。)
  2. ニンジンの軸の部分は切り落とします。もし、緑色がかっている部分があれば、ニンジン臭いので一緒に切り落としてしまいます。
  3. 細めのせん切り器で、ニンジンをせん切りにします。
  4. ジップロックコンテナーのふたを軽く閉めて、電子レンジでニンジンをゆでます。(500Wで6分くらい。自動で野菜のゆで加減を見てくれる機能がある電子電磁の場合は、「根菜」を選んでゆでます。)
  5. ゆであがったら、冷ましてから、ふたをきっちり閉めて、冷蔵庫で保存します。

せん切りにしてゆでたニンジンは、ニンジン臭さもなく、そのままでも十分食べられるくらいです。
他の野菜と一緒にサラダにして、シーザーサラダドレッシングやごまだれで食べると、おいしいですし、緑黄色野菜を取っている感はかなりあります。
また、料理の素材としても、すでに煮えているので、ニンジンに火が通ったかどうかを気にする必要がないため、ちょっと緑黄色野菜が足りないな、と思ったときに、ふりかけ感覚で使うことができます。

付け合わせの野菜として使っています。
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ホウレンソウは、1把を買ってくると、一人分には多いと思うので、いっそのこと全部ゆでてしまって、使った残りは味をつけずにそのまま冷蔵庫で保存します。
コマツナは、アクが少ないのでそのまま炒めものにしたり、柔らかそうな葉ならサラダにしたりもできますが、1把を使い切るのは大変なので、やはりゆでて、使った残りを味をつけずに冷蔵庫で保存する方が、ビタミン類の損失も少なくてすみます。

ジャガイモは、いったんゆでて皮をむいて保存しておくと、簡易なポテトサラダのように使ったり、溶けるチーズと合わせてグラタンのように使うこともできるし、うっかり使い忘れて芽が出てしまうというようなこともありません。
500Wの電子レンジで、シリコン調理器を使ってジャガイモ中1個が3分くらいです。
シリコン調理器を使わずに、そのまま庫内に置いて加熱しても大丈夫とのことです。
ゆでたジャガイモは、薄皮だけがすーっとむけます。
ゆでたては熱いのでフォークに突き刺して皮をむいていましたが、キッチンペーパーで持ってむくと良いようです。

総菜

大小を問わずスーパーの食料品売り場に行けば、総菜として野菜料理を売っています。
スーパーでなくても、コンビニでさえ、総菜を売っているところも多くなりました。
きんぴらごぼうやひじきの煮物などは、それだけで十分、野菜としての一品になります。ポテトサラダやゴボウサラダ、中華サラダなども、自炊の食卓をより楽しくしてくれます。

自分も、自炊を初めて最初の頃は、きんぴらごぼうやひじきの煮物などをよく買ってきました。

でも、総菜って、それなりの値段だし、このくらいなら自分でも作れるのでは?と思ったら、作ってみましょう。
ゴボウのささがきに少し手間がかかるので、ささがきではなくせん切りで作ればより簡単にできます。

きんぴらごぼうのレシピ
ゴボウ 1本
ニンジン 1本
サラダ油 大さじ1
鷹の爪 1本
しょうゆ 大さじ2
みりん おおさじ2
ごま油 少々
  1. ささがきにして水煮してあるゴボウを使うと楽に作れます。丸ごと一本のゴボウを買えば、ささがきでもせん切りでも好きなやり方ができます。
  2. 丸ごとのゴボウで、泥付きのものはていねいに泥を洗い落とします。泥が落ちれば、皮をむく必要はありませんが、気になるようなら、包丁の背のほうで、ごしごしこすれば簡単に薄く剥くことができます。
  3. 包丁を寝かせた状態で、ゴボウの端っこのところで腕を左右に動かせば、自動的にささがきを作ることができます。(水を張ったボウルにうけて、あく抜きを同時にしてください。)
  4. ニンジン:1本はせん切り器でせん切りにします。(もちろん、包丁でせん切りにしてもかまいません。)
  5. フライパンにサラダ油:大さじ1を入れ、強火で熱します。(少しぴりっとしたのがよければ、ここで鷹の爪(とうがらし):1本の種を抜いて小口から輪切りにしたものを入れてください。)その後、ささがきにしたゴボウとせん切りにしたニンジンを同時に入れて炒めます。
  6. 全体にしんなりしてきたら、中火の弱火にして、みりん:大さじ2、しょうゆ:大さじ2を入れてまぜてください。(もし、ゴボウが大きい場合は、味が薄くなるので、みりんとしょうゆをそれぞれ大さじ1ずつ足します。)アルミホイルを落としぶたにするか、フライパンにふたをして、5分ほど蒸し煮にします。
  7. 香り付けにごま油を全体に少し垂らしてから、中火の強火でまぜ、残った水分があらかたなくなれば完成です。

レンコンを薄切りにして加えてもおいしいです。
また、ゴボウもささがきではなく、適当な長さに切って、それを縦方向にせん切りにすれば、より歯触りがしゃきしゃきしたきんぴらごぼうになります。
自分で作れば、その辺も自分の好みに仕上げることができます。


真ん中の小皿が、レンコン入りきんぴらごぼうです。